先ず、の半開区間Iとは、
と表される集合の直積である。
Iの体積 |I|を
によって定義する。
の部分集合Sが与えられた時、Sを可算個の半開区間で覆う被覆
を考え、このような被覆をいろいろに取ったときの下限として
と置く。
このm*(S)をSのルベーグ外測度という。
の有界な集合Sに対して、Sを含むの半開区間 J をとったとき、
が成り立つならば、Sをルベーグの意味での可測な集合であるという。
又、に対して
が成り立つ時、Sをカラテオドリの意味での可測な集合と言う。
次の定理が成り立つ。
[theorem]
の
有界な集合Sが、
ルベーグの意味で可測ならば、
カラテオドリの意味でも可測である。